雨漏りと水漏れの違い
- 2016年11月04日
- 雨漏り・防水施工
雨期のある日本の住宅では、ほかの国と比べて雨漏り被害が多く発生しています。
ただ、同じく水のトラブルである「水漏れ」についても、年間を通して業者へのお問い合わせが絶えないそう。
おなじ水関連のトラブルでも、雨漏りと水漏れはまったくの別物です。
雨漏りか水漏れかで、修繕方法やその費用、保険対象になるかどうかまでも変わってきてしまうのです。
今回は、2つの水トラブルの、原因と保険適用の違いを比べてみましょう。
まず、それぞれが発生する原因についてです。
雨漏りは一般的に、「天候による自然災害」や「建物の自然な経年劣化」が原因とされています。
自然な劣化によって屋根や壁がもろくなっているところに台風が来て、天井から水が漏れた、というような事象が雨漏りの例です。
一方で水漏れは人的な事故によるものが多く、雨漏りと似たケースとしては、上の階の部屋で洗濯機のホースが外れてしまい、壁を伝って自分の部屋にまで水が漏れてきた、というような場合です。
雨漏りだと思って雨漏りの業者を呼んで修繕してもらったのに、すぐ再発したので調べたら上の階の人が原因だった!という勘違いも起こり得ます。
また、水漏れが原因の場合、修理に保険が利く場合が多いです。
上階の部屋の水漏れが原因だとして、たとえ上階に住む人がそれに気づかなかったとして、みなさんは被害を受ける立場になります。
このため、被害を受けた側には保険が適応させる場合がほとんどですし、また多くの保険会社でも、水漏れ用の保険を含めているようです。
雨漏りでも火災保険のなかに雨漏り修理が入っていることがありますが、保険期間や損害金額などに縛りがあるようです。
原因と保険の適用についてお話ししましたが、水のトラブルの中には、雨漏りなのか水漏れなのか分からないものもあります。
焦らず、どちらの業者で対処してもらうかをしっかり考えることが大切ですね。
日栄商工は、雨漏りの知識・経験の豊富なスタッフが揃っております。
雨漏りに関する質問から、点検、修理まで、お気軽にお問い合わせください。