雨漏り放置の恐怖、カビ毒。
- 2016年06月30日
- 雨漏り・防水施工
以前のコラムで一度紹介しましたが、雨漏りは放っておくとさまざまな二次被害を引き起こします。
今回は二次被害のひとつであるカビと、さらに人体に影響を及ぼすカビ毒についてご紹介します。
雨漏りを放置したままにしておくと、雨水の通り道にしたがってシミができるようになります。
それでもなお放置し続けると発生するのが、カビ。
カビは湿度60%以上、温度20~30度の環境下で発生しやすく、塗装や接着剤、木材や空気中の汚れを栄養源として繁殖します。
日本はカビの多い国と言われますが、これは多湿で温暖な日本の気候と、カビの成長しやすい環境条件とがよく合っているからなのです。
続いてカビ毒についてです。
カビが作り出す、人体に悪影響をもたらす化学物質を総称してカビ毒といいます。
雨漏りにより、天井や壁の裏で繁殖したカビが悪質な化学物質を吐き出し、それが呼吸器疾患やアトピーなどに繋がる危険性もあります。
また、カビが引き起こす病気のひとつに、夏型過敏性肺炎があります。
夏型過敏性肺炎とは、カビの一種であるトリコスポロンを吸うことで肺がアレルギー反応を起こし、微熱が出たり、咳や痰が出たり、体がだるくなったりする病気です。
症状が夏風邪と似ているため勘違いされやすいですが、病院でのしっかりとした治療が必要です。
このように、カビはそのまま放置しておくとさまざまな悪影響をもたらします。
雨漏りが発覚した際は早めの点検・修理を心がけましょう。
お問い合わせは日栄商工まで、お気軽にご連絡ください。